

2022 Enrollment
Class of 2027
A(男性・非鉄金属)
B(男性・自動車部品)
A (非鉄金属・社費・早稲田国際教養学部)
バックグラウンド
学部時代に米国に1年間交換留学、その他は出張と旅行。業務では日常的に英語を使用
Why MBA
MBAは不要だと思っていました。私自身、学校の勉強を好むタイプでもありません。しかし、長年同じ部署に在籍する中で停滞感を覚え、更に目標だった早期の海外勤務も現実的ではないと感じるようになり、現状に留まることへの危機感が強まりました。10年目に差し掛かるタイミングで、キャリアの選択肢を広げるうえでも、海外MBAは大きなチャンスだと判断し、出願を決意しました。
Why Goizueta?
出願先は米国および欧州としました。Goizuetaを選んだ理由としては次三点です。
一点目は、カリキュラムへの魅力です。私のキャリアは営業職が中心で、業務では先人の経験や勘に頼る場面が多く、自ら判断するための基礎スキルの必要性を感じていました。そのため、会計・財務・マネジメントといったハードスキルを体系的に学びたいと考えていました。Goizuetaでは理論の習得と、企業へのコンサルティングを通じて実践経験を積む「Impact」と称したコースが、他校より長い2セメスターにわたって提供されており、初学者の私はこの点に惹かれました。
二点目は立地です。これまで旅行や業務で何度も米国を訪れ、慣れもありましたが、今回はあえて縁のなかった東部・南部の学校に注目し、日本人やアジア系がマジョリティでない都市で生活してみたいと考えました。また、アメリカを取り巻く環境が大きく変化する今だからこそ、現地に身を置き、学生たちと腹を割って議論したいという思いもありました。学部時代の留学で果たせなかった「踏み込んだ議論」に挑戦したいという思いも理由の一つです。
三点目は学校の雰囲気です。スモールスケールでタイトニットなコミュニティと聞いていましたが、各イベントでの日本人在校生同士の友好的な雰囲気から、その評判は事実だろうと推測しました。私自身、クラスメイトとビジネスライクな関係に終始する環境をMBAに求めていなかったため、この点も大きな決め手となりました。
受験プロセス
私の経験からお伝えしたいことは、次の二点です。
一点目は、準備初期に予備校等でカウンセリングを受け、出願戦略を早めに固め、短期集中でスコアメイクを終えるのが理想という点です。私の場合、TOEFLからIELTSへの切り替えに時間を要したうえ、全体的に業務と並行しながらダラダラ取り組んでしまったのが反省点でした。GREのMathは、長年数学を避けてきたため、中学レベルから基礎をやり直し、長期戦を覚悟して臨みました。Magooshは基礎力が不十分な自分には合わず、最終的にジェイマスとGRE OGの反復練習が効果的でした。
二点目は、面接対策は全てを事前に固める必要はないという点です。英語での会話に極端な不安がなければ、構えすぎるよりも、日本語の面接と同様、相手の反応を見ながら聞かれたことに的確に答えましょう。その場で浮かんだ考えを語彙や身振りを総動員して伝える力、総合的なコミュニケーション力が重視されている印象を受けました。ただし、「Why MBA/Why this school」に明確に答えられる準備は必要です。
経過は次のとおりです。
2022年8月:社費留学の打診を受け、TOEFLで100点を目標に勉強を開始。
2023年9月:スコアが伸び悩んでいたところ、MBA留学中の知人にAffinityを紹介され、カウンセリングを経てIELTSに転向。即受験し、7.5を取得。
2024年1月:GMATかGREかで迷いつつ中学数学から学習を開始。4月にGREに決め対策を開始する。
2024年5月:社内選考を経て社費派遣が内定。
2024年8月〜2025年2月:GREを4回受験し、最終的に314(V154, M160)で出願。
2025年3〜4月:急ぎでエッセイと面接準備を行い、R3で3校に出願・インタビュー招待。
2025年5月:Emoryから合格通知を受領。
最後に
MBAコミュニティは、「ギブの精神」が根づいた世界です。私がMBA準備期間で最も印象に残ったのは、自分の成果ではなく、受験で関わった全ての方々が爽快で、大変親切だったことです。見ず知らずの私に親身に相談に乗ってくださる姿勢を見て、私もこうありたいと強く思いました。 上記では端折っていますが、MBA準備はここに書ききれないほど苦労の連続で、忘れられないほど悔しい思いも経験しました。準備や出願に関する相談があれば、志望校や状況に関わらず、ぜひご連絡ください。私は本当に多くの方に助けて頂いたので、今度は自分が誰かの力になれたら嬉しいです。