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2025 Enrollment

Class of 2027

​A(男性・非鉄金属)

B(男性・自動車部品)

A (非鉄金属・社費・早稲田国際教養学部)

 

バックグラウンド​

学部時代に米国に1年間交換留学、その他は出張と旅行。業務では日常的に英語を使用

Why MBA

MBAは不要だと思っていました。私自身、学校の勉強を好むタイプでもありません。しかし、長年同じ部署に在籍する中で停滞感を覚え、更に目標だった早期の海外勤務も現実的ではないと感じるようになり、現状に留まることへの危機感が強まりました。10年目に差し掛かるタイミングで、キャリアの選択肢を広げるうえでも、海外MBAは大きなチャンスだと判断し、出願を決意しました。

Why Goizueta?

​出願先は米国および欧州としました。Goizuetaを選んだ理由としては次三点です。

一点目は、カリキュラムへの魅力です。私のキャリアは営業職が中心で、業務では先人の経験や勘に頼る場面が多く、自ら判断するための基礎スキルの必要性を感じていました。そのため、会計・財務・マネジメントといったハードスキルを体系的に学びたいと考えていました。Goizuetaでは理論の習得と、企業へのコンサルティングを通じて実践経験を積む「Impact」と称したコースが、他校より長い2セメスターにわたって提供されており、初学者の私はこの点に惹かれました。

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二点目は立地です。これまで旅行や業務で何度も米国を訪れ、慣れもありましたが、今回はあえて縁のなかった東部・南部の学校に注目し、日本人やアジア系がマジョリティでない都市で生活してみたいと考えました。また、アメリカを取り巻く環境が大きく変化する今だからこそ、現地に身を置き、学生たちと腹を割って議論したいという思いもありました。学部時代の留学で果たせなかった「踏み込んだ議論」に挑戦したいという思いも理由の一つです。

 

三点目は学校の雰囲気です。スモールスケールでタイトニットなコミュニティと聞いていましたが、各イベントでの日本人在校生同士の友好的な雰囲気から、その評判は事実だろうと推測しました。私自身、クラスメイトとビジネスライクな関係に終始する環境をMBAに求めていなかったため、この点も大きな決め手となりました。

受験プロセス

​私の経験からお伝えしたいことは、次の二点です。

 

一点目は、準備初期に予備校等でカウンセリングを受け、出願戦略を早めに固め、短期集中でスコアメイクを終えるのが理想という点です。私の場合、TOEFLからIELTSへの切り替えに時間を要したうえ、全体的に業務と並行しながらダラダラ取り組んでしまったのが反省点でした。GREのMathは、長年数学を避けてきたため、中学レベルから基礎をやり直し、長期戦を覚悟して臨みました。Magooshは基礎力が不十分な自分には合わず、最終的にジェイマスとGRE OGの反復練習が効果的でした。

 

二点目は、面接対策は全てを事前に固める必要はないという点です。英語での会話に極端な不安がなければ、構えすぎるよりも、日本語の面接と同様、相手の反応を見ながら聞かれたことに的確に答えましょう。その場で浮かんだ考えを語彙や身振りを総動員して伝える力、総合的なコミュニケーション力が重視されている印象を受けました。ただし、「Why MBA/Why this school」に明確に答えられる準備は必要です。

 

経過は次のとおりです。

2022年8月:社費留学の打診を受け、TOEFLで100点を目標に勉強を開始。

2023年9月:スコアが伸び悩んでいたところ、MBA留学中の知人にAffinityを紹介され、カウンセリングを経てIELTSに転向。即受験し、7.5を取得。

2024年1月:GMATかGREかで迷いつつ中学数学から学習を開始。4月にGREに決め対策を開始する。  

2024年5月:社内選考を経て社費派遣が内定。  

2024年8月〜2025年2月:GREを4回受験し、最終的に314(V154, M160)で出願。  

2025年3〜4月:急ぎでエッセイと面接準備を行い、R3で3校に出願・インタビュー招待。  

2025年5月:Emoryから合格通知を受領。  

最後に

​MBAコミュニティは、「ギブの精神」が根づいた世界です。私がMBA準備期間で最も印象に残ったのは、自分の成果ではなく、受験で関わった全ての方々が爽快で、大変親切だったことです。見ず知らずの私に親身に相談に乗ってくださる姿勢を見て、私もこうありたいと強く思いました。    上記では端折っていますが、MBA準備はここに書ききれないほど苦労の連続で、忘れられないほど悔しい思いも経験しました。準備や出願に関する相談があれば、志望校や状況に関わらず、ぜひご連絡ください。私は本当に多くの方に助けて頂いたので、今度は自分が誰かの力になれたら嬉しいです。  

B(自動車部品メーカー・社費・慶応商学部)

 

バックグラウンド

​大学を卒業後、自動車部品メーカーへ入社。以降、ポートフォリオマネジメント、M&A、企業内再編等を担当。海外赴任の経験等はなく、業務で英語を使うことは稀でした。

Why MBA

私がMBAを志した背景には、自動車業界の大きな構造変化があります。CASE(Connected, Autonomous, Shared, Electric)に代表される技術革新の進展により、これまでの「モノづくり」起点の競争優位が見直されつつあります。私自身も、電動化や自動運転領域のM&Aや事業再編等に携わる中で、新しいプレイヤーがもたらすスピード感や柔軟な発想に強い刺激を受けてきました。こうした変化にどう向き合い、共創していくかが、今まさに問われていると感じています。

 

このような環境下で、自分が変化に取り残されるのではなく、むしろ変化を先取りして価値を生み出す存在となるためには、何を学び、どう行動すべきかを真剣に考えるようになりました。その答えを探すべく、戦略・財務・組織変革、そしてアントレプレナーシップを体系的に学ぶ必要があると感じ、周囲の後押しもありMBA取得を決意しました。

Why Goizueta

理由は以下の3点です。

① 少人数だからこその深い学びとつながり
一学年で百数十名という小規模なスクールだからこそ、学生同士や教授との距離が非常に近いというのが魅力でした。英語力に不安があるなかで、この規模だからこそ、率直な議論や双方向の学びが可能であり、実務経験の豊富な教授陣と深い対話を重ねる中で、実践的なスキルを養えると感じました。

② 学びをすぐに実践できる環境
GBSには、企業向けに実際の課題解決を行う「IMPACT」や、学生自身がスタートアップ投資を体験できる「Peachtree Minority Venture Fund」など、実践の機会が豊富にあります。私自身、新規事業開発やスタートアップ、CVC領域に関心があり、こうした「実地で学ぶ機会に強く惹かれました。

③ アトランタの温暖な気候
妻子帯同の私にとって、温暖で過ごしやすい気候は大きな魅力の一つでした。
実際に生活してみて、晴天が多く湿度も低いため非常に快適であり、アトランタ特有の穏やかな気候が、南部らしい人々の温かさやおおらかさにも通じており、家族にとっても安心して暮らせる環境だと感じています。

受験準備プロセスと学び

私の経験からお伝えしたいことは、次の3点です。

  • 早めのカウンセリング

MBA受験を決意したら、まずは無料のカウンセリングでも構わないので、プロに話を聞いてみることを強くお勧めします。どの試験をどのタイミングで受けるべきか、いつ何をすべきかといった全体像を早期に把握できるかどうかが、その後の準備の質と効率を大きく左右します。散々言い古されたことかもしれませんが、MBA受験は、「スケジュール管理」と「マイルストーン設定」が何よりも重要だと思います。

 

  • 予備校等の積極的活用

私は読解(特にGMAT、GRE)が苦手だったにもかかわらず、最後まで独学にこだわってしまったことが反省点です。GMATやGREでは長文読解がスコアに与える影響が決して小さくなく、苦手意識がある方は早めに専門の指導を受けるのが得策です。スコアメイクを早期に終えている方は、予備校を上手く活用している印象があります。GMATやGREの受験料は高額なため、結果的に予備校の受講料は十分回収できると思います。

 

  •  早めの面接対策(スピーキング練習)

私はRound 2で出願しましたが、年明けまではエッセイやビデオ課題の対応に追われ、面接準備に十分な時間が取れませんでした。1月下旬にはすぐに面接が始まるため、準備期間は想像以上に短いです。特にスピーキングに不安のある方は、早い段階から英会話などで口を慣らしておくと安心です。週に数回でも良いので、面接の半年ほど前から意識的に練習を始めることをおすすめします。
 


私の経過は次のとおりです。

2024年1月:社費留学が決まり、IELTSで7.0を目標に勉強を開始。同時にマスアカを購入し、数学の勉強も開始。

2024年6月:IELTS 3回目の受験で、まぐれでReading9.0が出て、Overall 7.0取得。
※IELTSのリーディングは全文を読んでから設問に取りかかるのではなく、読み進めながら回答する方法が個人的には有効でした

2024年9月:GRE 3回目の受験で321点(Math:170点、Verbal:151点)  ※出願スコア

2024年10月:4回目の受験でスコア更新できず <320点(Math:170点、Verbal:150点)>

2024年11月:試しにGMATのオンライン模試を受験したところ高得点が出たため、GMATに移行(結局、本番では635点が最高)。

2024年10月~2025年1月:AGOSの岡田さんとエッセイ対策。Round 2で数校出願。

2025年3月:Emoryから合格通知を受領。(全身の力がふっと抜け、ようやく肩の荷が下りた瞬間でした)。

最後に

これまでの受験準備を通じて、コーヒーチャットで出会った多くの方々が驚くほど親身に接してくださり、惜しみなく情報やアドバイスを提供してくださいました。そのご厚意を忘れず、次は自分が皆様の力になれればと思っています。

私自身、GMATとGREの両方を経験した比較的珍しいケースであり、純ドメ・海外赴任経験なし・家庭との両立など、多くの苦労を経験しました。だからこそ、同じような立場で悩んでいる方に、自分の経験が少しでもお役に立てば嬉しく思います。志望校や準備状況にかかわらず、何かあればぜひ気軽にご連絡ください。

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